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睡眠時無呼吸症

【いびきにご注意!】

睡眠中、ご主人の息がしばらく止まっていることに気づいたことがありませんか?その後に大きないびきをかき、隣に寝ている人を起こします。このような状態は、睡眠時無呼吸症の特徴で、昼間の眠気、高血圧、多血症、心不全、突然死など様々な症状をもたらす重病の可能性があります。

【睡眠時無呼吸症ってどんな病気?】

これは、元々扁桃腺などが大きくて喉が小さい、また加えて肥満で喉に脂肪がついて狭くなっている人が、深い眠りに入ると、舌がのどの奥に落ち込み(舌根沈下といいます)気道を塞ぐため、一時的に呼吸が止まる病気です。また、高齢になると、脳(呼吸中枢)の老化により、いびきと無呼吸を繰り返す方がいます。息が止まることにより、酸欠となり爪や唇の色が悪くなります。さらに、高血圧、心臓病、睡眠不足など様々な症状を引き起こし、突然死の原因にもなります。酸欠のため、夜間に何度も目が覚めるため、昼間、いつも眠気が襲ってきます。

【どんな症状があるの?】

自分では寝ているので息が止まっていることに気づきません。ただ、朝起きたときに頭がすっきりしない、お昼にしょっちゅう眠り込む、血圧が高い、顔の色が悪いなどの症状が出てきます。特に、お昼に眠気がくるために、車の運転、精密機械の操作中に事故を起こすことが知られています。アメリカで起きたスペースシャトルの爆発事故、スリーマイル島の原発の炉心融解事故なども、この病気を持った人が引き起こした人為的事故といわれています(アメリカ人の肥満は半端じゃないですよね)。

【どこで検査できるの?】

専門の装置が必要なので、病院でお訪ねください。入院施設のある総合病院ではたいてい可能です。夜間に検査するため一泊入院が必要となります。当院でも専門の業者さんと提携して、検査をおこなっていますので受付でご相談ください。

【治療法はあるの?】

若くてこの病気になる人は、多く場合肥満で、喉が狭くなっている人に発症します。肥満を解消するのが一番ですが、普通時間がかかるので、まずは睡眠中にCPAP(シーパップ)と呼ばれるマスクを装着して治療します。多くの場合、これで喉のつまりが解消され、呼吸停止が起きなくなります。マスクをつけて眠るなんてと思うかもしれませんが、起床時のすっきり感がとてもよくなり、昼間の眠気がとれたり、血圧が正常化したりするので、多くの人が継続して使用しています。当院でも、数人の患者さんが外来で使用されています。