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新型インフルエンザ


今年は、メキシコで豚から由来したと考えられる新型インフルエンザが発生しました。このインフルエンザは、今までに流行していたソ連型香港型インフルエンザとは全くタイプが違います。ほとんどの人が免疫を持っていないため爆発的な流行を引き起こすと考えられており、今後1〜2年間は大流行する可能性があります。

【どんな症状があるの?】

今までのインフルエンザと全く同じ症状です。すなわち喉の痛み、鼻水、咳などの気道感染症状で、通常38度以上の熱が出ます。また、筋肉痛もよく見られる症状で、吐いたりする胃腸症状から始まる人もいるようです。症状は総じて軽症ですが、まれに肺炎や脳炎など生死に関わる病状になる人もいます。特に、肺、心臓、腎臓に持病を持っている方、また乳幼児、妊婦さんは重症化しやすいようです。

【予防はどうするの?】

通常のインフルエンザと全く一緒です。手洗い、うがい、マスクが基本になります。また、新型インフルエンザは人から人への感染力が非常に強いので、周りに風邪症状の人か2〜3人同時にでたら、早めに近くの病院で検査してもらうことが必要です。インフルエンザの人と接した場合でも、熱・咳・痰などの風邪症状がなかったら、予防的に薬を飲む必要はありません。

【治療法はあるの?】

インフルエンザはウイルスによる感染症なので通常の抗生物質は効きません。タミフル、リレンザとよばれる抗ウイルス薬が有効です。これらは、ウイルスが喉から全身に広がるのを防止します。このため、感染したと思ったら早めに(通常2日以内)に使わないと効果がありません。

【もしかかったと思ったらどうしたらいいの?】

先に述べたインフルエンザとおもられる症状がでたら、早めに病院でインフルエンザテストをしてもらいましょう。鼻の奥から分泌液を採取し、試薬で調べます。約15分で結果が分かります。発熱してから24時間内に陽性になる人は半分です。2日目ならほぼ100%陽性になります。この場合、まずかかりつけ医に連絡して、外来患者さんが少ない時間に病院へ行ってください。車の中で検査を受けることも可能です。他人にうつらないよう、マスクを着用して外出するのを忘れないでください。

【インフルエンザにかかったらどう過ごしたらいいの?】

現在、新型インフルエンザは大流行の時期に入っていますので、入院治療はおこなわれていません。お薬を内服し、外出を控え、自宅療養が基本です。咳やくしゃみでウイルスが大量に巻き散らされますので、周りに人がいるときは常にマスク(咳エチケット)をしてください。家族の方にうつらないよう、患者さんは個室で休んでもらい、患者さんが吐いたものや便に触れないようにしてください。ドアノブなどもアルコール消毒液などできれいに拭いてください。食器、下着などはきれいに洗えば別に扱う必要はありません。集団発生を防ぐためにも、早めに診断してもらい学校や職場を休んでください。症状が治まって二日間はウイルスが残っていますので、無理して復帰することはやめてください